〈クライアントインタビュー〉株式会社あおぞら

CANVAS JOURNAL

CLIENT INTERVIEW

AOZORA

商品の価値を深掘りしてくれたのが大きな魅力

株式会社あおぞら様

玩具、文具、ホビー、家庭用品などの企画・開発・販売を行う株式会社あおぞら様。
今回は初めてCANVASにご依頼いただいたきっかけから最新作トラベラーズクラフトの感想を、
企画営業部長の小橋広忠様に伺いました。

聞き手:CANVAS 大森拓二

株式会社あおぞら
企画営業部長 小橋広忠様
http://www.aozorapark.jp

ロゴとビジュアルセンスが決め手

大森 初めて小橋さんにお会いしたのは2019年の展示会でしたね。

小橋様 そうですね。

大森 その後さっそく「ステンレスコーヒーフィルター」のご依頼をいただきました。
ご依頼いただいた決め手があれば教えていただければと思います。

小橋様 僕が一番関心を持ったのは、大森さんのロゴのセンス、それとイメージビジュアル、
それに対するロゴの入れ方などにすごく興味を持ったので、一度一緒に仕事がしたいなと思ったのが大きなポイントですね。

大森 ご依頼前はブランディングやデザイン、販促などでお悩みのことはありましたか?

小橋様 新しい考えやデザインとの出会いは大切で、弊社としても高齢化が大きな問題です。
そういう意味でも大森さんのセンスというのは、初めてお会いした時に古い言い方ですけどビビッと来た(笑)という気がしています。

大森 ありがとうございます(笑)

小橋様 これはいいなと。これからの時代に合っている感じがしました。
とはいえ私たちの商品に、大森さんのデザインが合うのかどうかわからなかったので、まずは一度一緒にやってみたいと思って、
それが「ステンレスコーヒーフィルター」の始まりでした。

商品の価値を深掘りして、
一つ一つ理解してやっていただけるのが魅力

大森 最近では「トラベラーズクラフト」の立ち上げに携わらせていただきました。
本件をご依頼いただいた理由はどのようなところですか?

小橋様 先述のコーヒーフィルターで売り先の評価が高かったので、僕自身やっぱりこの出会いは良かったのかなと思いました。
それで今度は単品ではなくシリーズで大森さんと一緒にやってみたかったというのが大きなポイントです。
その後コロナが流行しだして、旅行にも行けない、家にいる時間が増えたという中で、
旅先のものを自分で作るというコンセプトの商品を考えていて、それが大森さんのイメージに合ったのでお願いしました。

大森 旅がテーマということで、私が以前ニューヨークに行っていたというのも関係しているのでしょうか?

小橋様 そうですね、ニューヨークということもそうですし、先ほども言いましたが大森さんのロゴのセンス、
それが今回いい感じでマッチしたと思っています。

大森 打ち合わせ、制作過程、ご提案時の印象はいかがでしたか?

小橋様 大森さんは商品の価値を深掘りしてくれるので、軽くデザインするのではなく、
一つ一つ理解してやっていただけるので、そこが魅力的ですね。
本質を理解していただいて、きちっとデザインしていただけるというのが大きな魅力の一つだと思っています。

大森 初めはパッケージの形状やリーフレットに載せる内容なども未定で、いろいろと相談しながら
一から作っていけるというのは私としても楽しかったです。

小橋様 この「トラベラーズクラフト メイキングトラム」に関しては、ただ商品と設計図が入っているだけではなくて、
旅の雰囲気が楽しめるリーフレットを大森さんが提案してくださいました。
それを採用して入れましたが、いろいろなお客様に聞くと、「楽しんで作れる」という声を聞いているので、
それはやっぱりものすごく良かったなと思っています。

ブランドの本質に真摯に対面してくれる人

大森 商品が無事完成してが発売されました。周囲の反応はいかがですか?

小橋様 日本橋や丸の内の大型書店などで「あおぞらフェア」を開催しまして、
その中でも「トラベラーズクラフト」はかなりのリピートが来ています。
そういう意味ではこのような本屋さんに来られる客層には興味を持っていただいているのかなと思います。

今後もそういう売り場を広げていきたいと思っているので、非常に期待を持っています。
今回「トラベラーズクラフト メイキングトラム」という商品が出来て、すごく評価も高くて、良かったなと思っています。

大森 同様にブランディングやデザインにお悩みを抱えている皆様へ、メッセージをお願い出来ますでしょうか。

小橋様 デザインは正解がないと思います。何が正しくて何が悪いというものでもない。
そういう意味では「そのものに真摯に対面してくれる人」というのが一番大事だと思います。
パッケージがカッコよく、商品の内容がわかりやすい、その対象の本質を理解してくれるデザイナーが一番大事だと思っています。
そういう意味では大森さんはやっぱりいいと思っています。

大森 ありがとうございます。これからもより多くの人に楽しんでもらえるブランドとなるようお手伝いできればと思います。
本日はありがとうございました。

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